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(この記事は2007/8に掲載しました)
米国Palatin Therapeutics(パラティン・テクノロジーズ社)は、2004年2月20日、経鼻投与可能なメラノコルチン受容体アゴニスト「PT-141」が、勃起障害(ED)の治療に有用であることが臨床試験で明らかになったと発表した。
バイアグラが男性の勃起を妨げる「酵素」の働きをブロックし、血流を促進することでED(勃起不全)を改善するのに対し、PT141は中枢神経システムに作用し、性的欲求を司る神経に直接働きかけるものだとか。
「バイアグラが数多くの男性ED患者を救ってきたのに対し、精神的な要因から性的欲求を覚えることのできない女性には有効な薬品がなかった。だが、PT141はこうした女性にも効果があるという。
また、パラティン・テクノロジーズ社の研究者らの調査によると、バイアグラでも効果がなかった多数の患者が、PT-141では成功したことが判明したという。
PT-141は経口薬ではなく鼻内噴霧薬だという事だが、この成分は、PT-141というペプチドで、αメラノサイト刺激ホルモンの類似物質。
脳中央のメラノサイト刺激ホルモンやステロイドホルモンのレセプターに結合する。このPT-141をメスのラットに与えると、発情して交尾相手を探して走りまわったという。
研究者らは、女性用の性交不能改善成分が見つかった、「女性の発情を促す初めての有効成分だ」としている。
残念ながら日本では詳細な情報は殆ど無い。
以下は、その断片的な情報の一部である。
●2005年半ばには第3相試験(Phase3 trial: 新薬の有効性・安全性を確認するため、多数の患者さんに対して行う試験)を開始し、早い時期に最終的な米国食品医薬品局(FDA)の承認を得たいとしている。
●2005年2月8日、Palatin Technologies社とKing Pharmaceuticals社は性機能障害と診断された閉経前女性18人を対象にしたPT-141のプラセボ対照2重盲検第2a相パイロット試験で良好な結果が得られたと発表しました。
●鼻腔内投与の場合は吸収される薬剤量の調節が難しく余程安全な薬剤でないと承認されない。
●「およそ8年間に及んだ臨床試験を中止した」との情報もある。
●パラティン・テクノロジー社のHP(英語)
http://www.palatin.com/fl_home.html
PT-141はすでに海外では発売されているのか、はたまた「お蔵入り」になったのか等、今後の情報が分かり次第この項でお伝えしていく予定です。
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