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ブラジルでは、徘徊性毒グモ(ブラジルドクシボグモ)に咬まれると、患者は全身の痛みに伴って、血圧も上昇、またそれだけでなく、性的刺激も無いのに、なんとも間の悪い勃起が起こっているという笑えない話を伝えているが、ジョージア医科大学研究チームでは「勃起は、ブラジルドクシボグモに咬まれた人に必ず起こる副作用で、痛みと不快感を伴う」と、言っている。
「われわれは、いずれこの毒から本物のED治療薬を開発したいと考えている」とコメントしている。
研究チームでは、このクモの毒の成分から勃起を引き起こす原因である『Tx2-6』という短いアミノ酸配列の成分をを見つけたという。
このアミノ酸配列は、ペニスの海綿体に集まる血液中の「一酸化窒素」を増加させる働きをするものらしい。
勃起のメカニズム(プロセス)を考える上で、一酸化窒素が重要なことは明らかで、脳が身体に性的刺激を感じると、ある種のニューロンが一酸化窒素を作り出し、「勃起を起こすように」という命令を身体に伝える。その結果、生体反応が次々と起こり、その過程で『サイクリックGMP』(cGMP)と呼ばれる酵素が作られる。この酵素がペニスの1対の陰茎海綿体の平滑筋を弛緩させるため、血液が一気に流れ込んで溜まり、ペニスが勃起できるようになるのだが、どうやらこの『Tx2-6』はcGMPと呼ばれる酵素のレベルを上げる働きがあるらしい。
この一連の現象によって血管の拡張がペニス全体で起こり、それによって、血液がペニスの中に大量に流れ込み、勃起が起こるというわけだ」
バイアグラやシアリス、レビトラはどれもTx2-6とは違い、cGMPのレベルを上げるのではなく、勃起状態を抑制する作用がある『ホスホジエステラーゼ5』(PDE-5)という酵素の働きを阻害することによって勃起状態を維持、促進する。
今までとは違った、新しいED薬の早い登場に期待したいものだ。
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